日本の食事作法5選

日本には伝統的な食事作法が存在し、箸をはじめとする食器の扱い、食事の方法など細かいルールとマナーがあります。ここでは、基本的な日本のテーブルマナーをご紹介します。

1.食事を始める前には「いただきます」、食事が終わった際には「ごちそうさまです」という挨拶をします。その際、指を閉じた両掌を合わせます。食べ物に対する感謝、また食事を提供してくれた人に対する感謝の意を表しています。

2.ご飯茶碗、味噌汁茶碗など、小さい食器は基本的に左手で持って食べます。メイン料理をのせる比較的の大きな器はテーブルに置いたまま食べますが、その際左手を食器の端に添え、肘をつかないように注意して下さい。

3.大皿に料理が乗っている場合は、自分の皿に食べる分量を取り分けて食べてください。その際、自分の箸ではなく、取り分け専用の箸を使用しましょう。食事の際は基本音を立てずに食べますが、うどんや蕎麦などの麺類は一部例外として、すすって食べます。

4.箸には様々な作法があり、器の上に箸を真横に置く「渡し箸」や、汁ものなどをかき回す「さぐり箸」、箸と器を同じ手で持つ「握り箸」などはマナー違反とされますので注意しましょう。

5.レストランやカフェなどでは大声で話すことはマナー違反ですが、居酒屋と呼ばれる大衆酒場では、お酒を飲みながら比較的大きな声で話していても問題にはなりません。訪れる場所や店の雰囲気、客層によって条件は異なりますので、事前に調査しておくことをおすすめします。

日本を訪れる際には、以下のようなレストランでの食事のコツを考慮する必要があるでしょう。

注文

レストランの中には、食べ物の名前で困る外国人の窮状を知っているところがあります。そのため、プラスチック製のディスプレイに食べ物の名前を表示しています。これは、すべてのレストランではなく、一部のレストランで一般的に行われています。これらのディスプレイは、食べ物の名前を発音したり覚えたりするのが苦手なお客様の助けとなり、とりわけ、たくさん試したいものがある場合は有効です。

夕食の時間

世界中の多くの地域や目的地と同様に、夕食の時間は決まっています。標準的な営業時間は午前11時から午後11時まで。ただし、地方や小規模なレストランでは、午後8時という早い時間に閉店することもあります。レストランの閉店時間までに間に合うようにしましょう。したがって、閉店時間の1時間前にはレストランに行くようにしましょう。

エチケット

冬でも夏でも、ご到着時にお絞りタオルをお渡しするのが恒例となっています。冬は温かく、夏は冷やしてくれます。タオルは手を拭くのにも役立ちます。残念なことに、安いレストランに行くと、ペーパータオルが出てきますが、同じものではありません。

箸と茶碗のエチケット

箸を使わなければならない食事の場合は、日本人の専門家に手伝ってもらいましょう。また、お椀に入ったスープはスプーンではなく、お椀を手に取って直接飲むことも忘れないで下さい。